「腎」の流れを良くする☆どなたも簡単にできる
経絡セルフマッサージ・。*
今季は暖冬だということですが、
12月なのに横浜の昨日の気温は日中22℃!びっくりぽんです。
午前中は土砂降りの雨、午後からよろめきそうになる程の突風で「春の嵐」さながらでしたね。
皆さま、体調良好、お元気でお過ごしですか?
体調には誰しも波があるものですが、「今年は何となく優れない時が多かった」「気持ちもふさぎがちでやる気が起きず‥今まではこんなことなかったのに」という話を複数の方から伺いました。次いで「何故でしょう、年齢かしら?」年齢だと思えば仕方がないことかな、とも思えるのですが、齢だと決めてしまうと少し気落ちしてしまいまいそうですよね。
カウンセリングでお聞きするたびに筆者はいま、地球規模の異常気象の影響のかかわりが大きいと考えています。
「ヒトの身体にとって最大の外因的なストレス、それは≪気候・気象の変化≫なんですよ」
ハイテク、科学がススんだ現代、温暖化は重問題ではあるけれど、異常気象がカラダに影響するのは、乾燥してシワができたり、湿気で重だるくむくんだり、風邪をひくとか、そんな程度くらいで
あまりピンとくるお話に聞こえないかもしれません。
ふう・かん・しょ・しつ・そう・ か
風 寒 暑 湿 燥 火
これは「六気」といわれ気候条件を指していう東洋医学のことばです。
以前からよく取り上げている東洋医学の話ですが、健康が乱される原因を「外因」「内因」「その他」と3つに分けて考えます。
この「外因」に、東洋医学では「六気」気候条件をあげています。
もちろん、ヒトの身体は気候の変化にある程度は順応できる機能が備わっていますが、気候の急激な変化や異常気象は体内の「気」のバランスを崩して病気の芽を作ってしまう、といわれています。
健康なヒトの体内では「気」と「血」が一定のリズムで静かに「経絡」を流れています
東洋医学の基本的な理論を語られる時によく言われることばで「陰陽」「気血」「経穴(ツボ)」「経絡」があります。
東洋医学ではヒトに限らず地球上の万物、宇宙までも、すべては全く正反対の性質をもつ「陰と陽」で成り立っていると考えられています。この、陰陽のバランスが取れた状態を「健康」と呼んでいます。
「気」は生命エネルギーのことで、がっつり「気」を発するためには「血」が必要、その「血」が絶え間なくスムーズに流れるためには「気」が必要といった具合です。
互いに補い合うこの「気血」が流れる道を「経絡」と呼んでいます。
健康なヒトの体内では「気」と「血」が一定のリズムで静かに「経絡」を流れています。
カラダの不調が起こるのは「気血」の流れが乱された状態のとき
健康が乱される3つの原因を冒頭に書きましたが、いずれかの要因でその流れが乱され経絡の中で滞ったり、ふさがったりすることが不調となってカラダの外に現れるんです。
その3つの原因「外因」が気候・気象ですが、「内因」と「その他」にも触れておきます。
き・ど・ゆう・し・ひ・きょう・きょう
喜 怒 憂 思 悲 恐 驚
「七情」といわれる7つの感情を指し、これを「内因」にあげています。
時に、いずれかの感情が高まりすぎてしまうと「陰陽」のバランスが崩れ、「気血」の流れも乱れ、内臓器官にも影響が出やすくなります。
「その他」としては過労や不規則な生活などをあげています。
科学がススんだ現代だからこその異常気象、ストレスが多い今、筆者が一番お奨めしたいケアの方法が「経絡マッサージです」☆
今日は1つ、簡単に出来る、セルフ経絡マッサージを紹介します。
「腎」のツボのマッサージです☆
先に下の写真に目がうばわれてしまいそうですが‥序盤に
まず、両手の指先を上に(要するに「合掌」のポーズです)手のひらを合わせて元気よく30回こすりましょう。
手には「陰陽」それぞれの経絡(肺・大腸経と心・小腸経)が出会うところであり、マッサージには欠くことができないところでもあります。簡単すぎますが、これも「脳」や「心」の機能を活性化する効果的なマッサージです。
こすって両手のひらが温まったかと思います。それでは、
位置はちょうどお腹側「おへそ」の反対側あたりです。
この位置は腎兪(じんゆ)という「腎」のツボがあります。「兪」というのはツボのことです。
ここの「腎兪」周辺を力強く50回以上、上下にさすりましょう。
「腎」と聞くと西洋医学の解剖学上の「腎臓」を思いますが、それとはちょっと捉え方が違います。
「腎」とは尿や水分の新陳代謝の働きだけではなく、成長、発育、ホルモンに関する、ヒトの生命や繁栄にかかわる働きを一生涯に渡って左右する重要な「生命力の元」と捉えられています。
このツボをマッサージすることで「腎」の機能が整えられて、体中に良いエネルギーが送られます。
以前のブログに書いたように、ここは「膀胱の経絡」が通っていますので、各内臓器官の活性にもつながります。
またまた、これも以前書いたことがありますが、ここは「アンチエイジングのツボ、経絡」と私達セラピストは呼んでいます。
カラダの機能を整えて、病気や老化を防ぎ、「気」と「血」に加え「水(リンパ)」の流れを体中にまんべんなく送る、かなめのツボです!
たまプラーザ・あざみ野エステ
エイジングケア・ダイエット
Personal Beauty Esthetics KO’a
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