秋口の胃の不調・・簡単♪ツボ押し・健胃ケア★東洋医学でみる季節とのカンケイ

10月も中旬を過ぎ、ようやく!秋らしい爽やかな晴天に恵まれる日もありました♪

9月まではとにかく湿気が多い、肌にべったり張り付くような蒸し暑い日が続いていましたし、ほんとうに雨も多かったですよね。

 

さて皆さま、今の体調はいかがですか?

蒸し暑さから解放されて「水を得たサカナ」のように元気一杯であれば何よりです!

 

サロンでは最近「めずらしくの調子が悪くなったの」という声をお聞きするケースが増えました。

他には「やる気が起きない」「むくむ」「偏頭痛、めまいがする」「気持ちがふさぎがち」「寝つきが悪くて眠りが浅い」「過ごしやすい気温になったのに何故か不調」など‥。

それらの症状は、東洋医学でみると「気」のめぐりにトラブルが起きているのかもしれません。

 

「熱気」「湿気」東洋医学では「気候の邪気」

東洋医学でいう季節とは、四季のほか、季節の変わり目に当たる時季「土用」を加えた【五季】で成立ちます。

(春夏秋冬のそれぞれの季節と季節の間に「土用」が入る考えです)

 

今夏のように、非常に高温で湿気が多い「蒸し暑い」気候のことを、東洋医学では、体に負担をかけ、体内をめぐる「気」が乱されて病気のもとをつくる「気候の邪気」である、という考えがあります。

【五季】にはそれぞれに「気候の邪気」があり、総称して【五気】と呼んでいます。

 

土用の時季はにダメージが起こりやすい

夏の【五気】は「熱」、夏から秋へと季節が移行する土用は「湿」です。

暦上「立秋」以降の8月から9月までは、「熱気」と「湿気」気候の邪気がダブルだったわけですね!

湿度が髙くなると、体内の水分のコントロール(*膀胱の経絡)が乱れがちになり「土用」の時季は「胃」にダメージが起こりやすくなる、と云われています。

 

胃の調子を整えるツボと経絡はココ!

 

「胃」「脾」の臓を元気づけて、気をめぐらす力を回復させるポイント(ツボ)です。

まずはお腹にあるツボを刺激して、経絡を広げます。

 

おへその上、指三本分ほどの位置にある建里(けんり)

おへその下、指一本分ほどの位置にある気海(きかい)、その下、関元(かんげん)を順番に、中指で背中にむかって垂直方向に、呼吸にあわせてゆっくり押しましょう。

次に、おへそを左右にはさむ位置に天枢(てんすう)というツボがあります。親指と人さし指で同時に押し、一点で渦巻状に押します。

 

最後に手のひらでおへその周辺を時計回りに、小さな円から徐々に大きくさすりましょう(10回ほど)。次に反対周りに、大きな円から徐々に小さくさすります

だんだんとお腹が温かくなってくるのが感じられると思います。

 

 

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次は背中にあるツボです。

以前のブログでいくつか紹介していますが、背骨をはさんだ縦のラインには、内臓器のツボが左右対称にズラリと並んでいます。

 

ここではブラのラインのやや下の位置から、脾兪(ひゆ)、胃兪(いゆ)、腎兪(じんゆ)のツボがあります。それぞれを両側同時に上から順番に、中指でお腹側に向かって垂直に押しましょう。

ちなみに、兪(ゆ)とは、ツボという意味です。

 

ご覧の図には未記載ですが、脾兪の上には肺、肝、胆の兪が、腎兪の下には大腸、小腸の兪が実際にはあります。これらは全て膀胱の経絡上に存在しています。

 

 

ツボ、経絡への刺激方法の補足として、「垂直方向に押す」のは、気の通り道である経絡を広げて、詰まりを除いて通りを良くします。「一点で渦巻状に押す」のは、消化の働きを良くします。「円を描くようにさする」のは、胃や脾など内臓器の働きを良くします。

力加減は「やや強め」に押しましょう。

【注意】実際に胃痛があるときにはトリートメントを行わず、専門医の指示を受けましょう。

 

「胃」「脾」は食べ物を消化してエネルギーに変える臓器なので、働きが弱ってしまうとエネルギーをつくる力も弱くなり、「やる気が起きない」「体がだるい」など不調が現れやすくなります。

 

普段からの心掛けや、おススメのケアは?

日本人はもともと体質的に胃腸が弱いと言われています。

これまでお話ししたように気候の影響にとどまらず、寝不足が続いたり、暴飲暴食や夏場に冷たいものの摂り過ぎも、もちろん胃の不調要因です。

これらは普段から気をつけたい要因ですが、特に気をつけたいのは、体を冷やさないこと、とくに内臓(お腹)は冷やさないことです!

あとは日常生活の中で「ツボ押し」を取り入れることは一層、効果的な方法です☆

 

ツボは、経絡上にある外部情報を取り入れて脳に伝えるセンサーのようなもの

そこから刺激(情報)が入ると、経絡を通り、全身の臓器器官へ刺激(情報)が伝わって不調を起こしている部分のエネルギーの流れを整える働きをします。

ツボは外部情報を受け取るセンサーで、経絡はその情報を流し伝えるネットワークの働きをしています。

 

今日お伝えした以外にも「胃」の調子を整えるツボは全身に点在しています。

目にはもちろん、見えないのですが、ポイントを参考に指で軽く押したり触れていくと、こりっとしたシコリや痛みを感じる場所がツボの位置です。

 

秋、これから木々が色づき、過ごしやすい気候で美味しい旬の食べ物もたくさん出回る時季ですね(*^^*)

短い秋を元気に満喫できるよう、夏のダメージから「胃」の調子を少しでも早く再起動させたいものですネ。

 

 

 

たまプラーザ・あざみ野エステ

エイジングケア・ダイエット

Personal Beauty Esthetics KO’a(コア)

 

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