秋~初冬の「風邪」「便秘」「シワ」「かゆみ」は乾燥(肺・大腸)のトラブル?!

東洋医学の経絡でみると、秋~初冬は【肺・大腸】経が

かかわっています!

過ごしやすい秋の日が少ないまま、急ピッチに空気が冷え、乾燥してきましたね!

この「乾燥」、肺・大腸の経絡と繋がっています。

 

空気の乾燥、自然現象なのに体内の臓器と繋がるって、どーいうコト?

東洋医学の考えはそもそも人の身体は自然=地球に同調するように働く、というのが根底にあり、ツボ、経絡という存在も、ツボは暑さ寒さなどの外的情報を読み取るセンサーであり、センサーから入ってきた情報を体内の各臓器へ伝えるネットワークの役割をするのが経絡、ということが言われているのです。

近代科学がどんなに進んでも、人間が他の生物同様、地球上に暮らす存在であることに変わりはありません。

その感覚器、自律神経など神経系は自然=地球に同調するように出来ている、ということです。

これすなわち、自然現象と人の身体は密接な繋がりがある、ということになるのです。

 

肺・大腸経の主な役割は?

肺・大腸経絡は、熱を作り、燃料を体全体に回す「基礎代謝」に関わる経絡である、と云われています。

 

そして、肺・大腸経絡が司る感覚器は「鼻」!

鼻は香りを感じる感覚器であるほか、空気を体内に取り入れる大切な働きをしてます。

燃料を沢山燃やして体中に回すためには、充分な空気を体内に送る必要があります。

それには鼻通り良く、常にたくさん空気を吸って肺いっぱいに満たされるようでないといけません。

 

ちょっとだけ鼻の素晴らしいしくみに触れておきたいのですが‥

11月に入り、いよいよ空気がひんやり冷たく感じるようになりました。

鼻は、鼻腔に入ってきた冷たく乾いた空気を、一瞬のうちに30℃に温めて、湿度を90%に調整して体内に送る、という精密な働きをします。

空気に混ざって入ってきたゴミや細菌などの不要物が肺や気管に行かないようにフィルターの役割も果たします。

スゴイですね。

肺・大腸経絡は皮膚(表皮)とも密接に繋がっています!

「皮膚呼吸」という言葉があるように、東洋医学では「皮膚は肺の一部である」とも云われています!

さらに、肺・大腸経の*五気は「燥」

*五気とは、自然界の気象の変化が病気の原因をつくる、という東洋医学の考えに基づくもので、春夏秋冬に土用を加えた五つの時季、それぞれに五気(気象の邪気)があります。

「燥」は乾燥を意味します。

 

秋の便秘は腸の乾燥?!

鼻を始めとする呼吸器系や腸もそうですし、皮膚などのトラブルの多くは「乾燥」が引き金になるケースがほとんどです。

秋に便秘になるのは腸内の潤いが欠乏して、老廃物を送る働きが弱くなってしまうことが原因のこともあるようです。

 

鼻やのど、腸や皮膚の潤いが欠乏しないためには粘膜を強くすることが大切!

肺を強化することは皮膚の免疫力も向上します。

丈夫な粘膜を作るには、腸のみならず、胃の働きも良くないといけません。

そして一番大切なのはやっぱり食事です!

次に、おススメの鼻・のど、シワ予防のお肌ケアと、粘膜のもとになる食材をご紹介します☆

 

◆アロマで簡単!潤う♡鼻のど&お肌のケア◆

サロンでも時間がある時に筆者がよくやる方法です。

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耐熱のボールなどに、湯気が立つくらいのお湯を張り、好きなアロマ(精油)を数滴落とします。

大き目のバスタオルを頭からかぶって、ボールから立ち昇るアロマスチームを鼻から吸引、もしくはお顔に当てるだけ!

バスタオルはスチームが周りに逃げないようにするためです。簡易テントのような感じです。

 

呼吸器ケアにおススメのアロマなら、ユーカリ、ティートゥリー、カユプテ、スペアミント、パイン、サイプレス、ラベンダーなど。

フェイシャル目的の時はメイクは落として行います。

おススメは、ラベンダー、フランキンセンス、サンダルウッド、ちょっとグレードアップしたい時はネロリ、ローズ、ジャスミンなど。

筆者が個人的に好きなのは「月桃」のアロマです(*^^*)

呼吸器系にもお肌にもGoodなので、もっぱら出番が多いです。

補足ですが、肺・大腸経の流れを良くするアロマはクラリセージです。

 

筆者は気分転換にもなって、このアロマ吸引、結構好きです☆

◆潤い粘膜のもと!おススメの食材たち♪◆

βカロテン、ムチンを含む食材です!

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βカロテン(体内に入るとビタミンAに変わる)を多く含むカボチャ、人参などの緑黄色野菜のほかに、レバー、バター、うなぎなど。

刻んだり加熱するとネバネバ粘りがでる、ムチンを多く含むオクラ、ヤマイモ、モロヘイヤなどのほか、納豆、なめこ、サトイモなど。

ムチンの多い食材は胃、脾、腸の働きも良くします。

ただ、ムチンは熱に弱いので、なるべく加熱せずに食べられるものが良いでしょう。

 

 

近頃では、アンチエイジング美容の心得として、スキンケアより「粘膜ケア」をすることの重要さがいわれています。

今日お話ししてきた季節要因のほかに乾燥を引き起こす要因としては電磁波、ストレス、添加物の多い食事などなど様々なものに私達は囲まれて暮らしていますから、確かに「粘膜ケア」は一年中必要かもしれません☆

 

 

たまプラーザ・あざみ野エステ

エイジングケア・ダイエット

Personal Beauty Esthetics KO’a(コア)

 

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