滞在時間、2時間じゃ、はっきり言って勿体ない!!
大神島のこと
2018年、例年より早めの梅雨明けをした直後の沖縄は、元気な太陽光線が燦々
宮古諸島の大神島(神様の島)での、この夏一番印象に残った思い出を書こうと思います!
沖縄本島から南西に約280km、宮古諸島にある大神島
宮古島の島尻漁港から、定期船『スマヌかりゆす』で、15分ほどで渡れる距離にあります。
外周2.3キロメートルの小さな島。
その島にある岩は全て、ひとつひとつが神様とされています。
島の中も至る所に『絶対に立ち入ってはいけない神聖な場所』があるので、
道が造られて、通ってよい所以外は、無暗に入って行ってはいけないのです。
大神島で一匹だけの犬
スマヌかりゆす号が着岸して、島に入ると、すぐに一匹の優しい風貌の老犬が現れて、
迎えてくれているかのように近寄ってきてくれました。
『ゆり』という名前の、島に一匹だけの犬なのだそうで、いつも観光客の出迎えをしてくれる、
優しく、賢い雌のワンちゃんだそう。
スマヌかりゆす号の船長さんとは『心で繋がる間柄』のようでした。
実はこの一瞬に居合わせたのも、あとでお話するハプニングのお蔭でした。
涼しく心地の良い海風が通る場所
船が着いた大神港から、島に沿った海岸づたいの道を、まずは右手へ歩いて行きました。
『元気な太陽光線』は、ハイパワーで降り注がれ、とてもとても熱かったのですが、
海からの風が素晴らしい涼しさを運んでくれて、とっても心地よかったです。
この海岸に沿った道から海に降りられる階段が何箇所かあります。
すぐ足元にこんな綺麗なお魚がたくさん見られました♪
海に佇む無数の岩は、何百年ものあいだここにあるのだとか。
一つ一つが個性的な形をして、いわれの通りに荘厳な神々しさを感じました。
この海岸道は、岩を避けて敷設された道。
ちょうどこの写真を撮った場所で道が終わって、私の後ろは海に面しており、背中に涼しい海風を受けて、気持ちいい場所でした。
海風の通る『特等席』
大神島で一番の高台『遠見原』
この海岸道を折り返し、左手に広がる芝生のグランドに入って、草が刈られた道をたどると、
島の一番の高台の『遠見原』と呼ばれる見晴台に繋がる入り口に着きます。
手つかずの自然とは、こういうもの。
ここへ来てから、見るもの、嗅ぐもの、肌で感じる、私の五感がそれを伝え続けてました。
アカバナ(ハイビスカス)
菩提樹 あのイチジクのような実が鈴生りでした。
往復はざっと40分くらいでしょうか。
草木が作る日陰以外に、照りつける太陽熱を遮る場所がないので、水分補給と、日焼け止め&虫よけ対策もあったほうがいいです。
私は虫は大丈夫ですが、セミほか、甲虫系の虫も、元気に顔をかすめる勢いで飛んできます。
これはビックリしますが、虫がニンゲンに警戒心をあまり感じてなくて、同等なのだと感じているから?と思えば納得です。
『遠見原』見晴台からの大神島漁港
360度見渡せる。
ここもまた気持ちいい場所。
遠見原をあとにしてから、ちょっとしたハプニングが起こりました。
帰りの船に乗り遅れる
スマヌかりゆす号は、2時間おきに島尻漁港との間を行き来しているので、
陸上の観光であれば、小さな島なので、2時間滞在したらまた、その船に乗って帰るのが一般的。
…と聞いており、当初はその予定で居ました。
(ところが、後でこの観光の通例は、とても勿体ない観光の仕方であることが、このハプニングのお蔭で知ることが出来ました)
時刻表を、出発時に島尻でも、大神に上陸した時にも、確認していたはず。
それなのに、先ほどとは反対方向の海岸道を行き、そろそろ戻らないと…
と折り返した矢先!
漁港から船が海上を離れて進んでいくのが見え、ハッとしました。
『うそっ!』
『時間間違えてた?』
こうなったら仕方がありません。
だけど、仕方なく、なんて言ったら神様に申し訳ない。
これはきっと、神様がもう少し楽しんでいけば?と留めて下さったと思おう。
島に一軒だけの食堂・売店に入って定食を頂くことに。
『おぷゆう食堂』の名物、カーキたこ丼
『船に乗り遅れちゃいました』
と、先ほど島のガイドをされていたのを何度かお見掛けしていた食堂の方に言ったら、
『今度の船には乗り遅れないでねー』と。
次の船が一日の最終便だから。
カウンターの奥にはオーナーさんと思える方がいらっしゃいました。
カーキたこ丼の『カーキ』とは、島の方言で『燻製』のこと。
大神の特産の燻製タコと、炒めた玉ネギを甘辛く味付けしたのがご飯にのってる丼飯。
添えられたモズクも大神島産の天然もの。
しっかり歯ごたえ感じる食感で、新鮮ならではの極上モズクでした。
お豆腐とあおさのお吸い物も、きちんと出汁をとったお味で、全部の器がとっても美味しく、
ガッツリと、きれいに平らげてしまいました。
食堂で食後のお休みしながらゆっくりしたあと、
本当に美味しかったです。ごちそうさまでした。ありがとうございましたー♪
元気に食堂を出ようとしたら、『お金払ってねー』と笑顔でのんびり口調で。
『はっ!ごめんなさい!』
こんな美味しいご飯を頂いて、おもてなしを受けておいて無銭飲食?!
全く持ってお恥ずかしい失態をやってしまいました。
どうしてこうオッチョコチョイなんでしょう。
岩の陰で、ふんわり、温かい光のオーブに包まれた?
時間がまだあるから、最初に歩いた海岸道の、岩のところへ降りて、ゆっくり時間を過ごすことにしました。
引き潮で、潮溜まりのプールにいる魚を見たり、いろいろな岩の間を足元に気をつけながら歩いていると、波の音と、干潟で聴こえるような、ピチピチいう音しかしない、静寂な場所に長く居たせいなのか?
いつになく、少し感覚が研ぎ澄まされたのかもしれません。
日よけになってくれそうな岩の陰で、その自然の音に耳を傾けて軽く目を閉じた時、ふんわり温かい空気に包まれて、カラフルな丸い光がたくさん見えた気がしました。
呼吸がいつもより深く吸えて、とても体が軽くなって、心地よく感じました。
普段の私は、そんなに目に見えないものが見えるとか、聴こえるなどの能力は全くないのですが、この時の体験は、普段ではしたことがないことでした。
▼この手ぬぐいは、沖縄本島の染物作家さんの作品。
一目見て、まさにその時のイメージの色柄だったので、買い求めて部屋に飾っています。
大神島に4時間滞在しました。
でも、このことがなかったら、体験し逃して、そのことにも気付かずに帰って居たかと思うと、
幸運でした。
予定通り二時間で帰っていたら、これらの体験をしなかったのですから。
幸運って、よく分からないけど、失敗か損したか失くしたか、一見すると不運と思える出来事と裏表の関係がある気がします。
だから、いつもを期待するのは、これまた厚かましい考えかな…とは思うけど、期待してしまいますね。
ただ、一つ思えることは、あの静寂に浸れたことがとても印象深く、良い体験が出来た。
また、あの場所に帰りたい、と切に思う。
日常では、自然音のみの静寂はまずなくて、何がしかの雑音が聴こえてるのが普通。
大神島のような場所では、私にとってはスマホすら雑音。
持って来てはいるけど、写真撮る以外全然使わない。
ありがとうございました!大神島
あとで『おぷゆう食堂』のことを検索したら、カーキたこ丼を作って下さっていたオーナーさんのことがありました。
大神島への観光客がせっかく来ても、遠見台だけの観光で次の船で帰って行ってしまうことにショックを受けて、もっと大神島のことを知って欲しく、観光客がもう少し滞在できるようにと、島に初めて食堂を造ったのだそうです。
なるほど!
私は典型的な観光客になるところだったわけだ。
やっぱり、引き留めて下さったのかな?
そういうことにしておこう♪
また来年、きっとお邪魔致します。
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