お久しぶりの自宅の《わんにゃん》のお話ですが、
今回はちょっとシリアスな内容です。
キジトラ猫のサスケ♂が、今年(2019年)
1月半ば過ぎに体調を崩してしまいました。

こちらの写真は以前のブログに使用した6歳のとき。今は10歳になりました。
もし、いま猫が家族にいて、病気かどうか、
病院に連れて行く必要があるのかどうか、
若しくはゴハンでお悩みの方に、少しでも参考になるなら、
嬉しいです。
猫 サスケ、便秘のストレスで、
腎不全⇒多臓器不全に!
ずっと以前からサスケは、大きい方の排泄時はタイヘン。
でも、いつも私が帰宅してすぐだとか、構ってほしいタイミングに
踏ん張り始めるので、サスケは甘えん坊だから、
《構ってほしいアピール》なのかしら?と、
今まで重大視してきませんでした。
ところが、この無知のままでいたことの代償が、
サスケの健康を損なう深刻な結果に繋がるなんて、
これまでは、思いもしてなかったのです。
猫の便秘は酷くなると命に関わる!
サスケは去勢後から10年近く、病院指定の療法食を長年にわたり、
飽きることもなく喜んで食べていましたが、近頃丸ごと吐き戻すことが多くなり、
全然食べなくなったので、お試しに市販食を与えてみたら、よく食べてくれたので、
しばらくそれにしていたら、便秘がひどく悪化してしまいました。

ケージの隅に丸くなって、
このあと横たわってしまいました。
2019年
1月18日
前日から、頑張っても排便できなくて、次第に嘔吐を繰り返すようになりました。
食事を摂らなくなって、元気がなくなって、体を起していることも出来ない程に。
動物病院に連れて行ってお腹のレントゲンを見たら、骨盤のところで
滞った便が確認でき、摘便してもらいました。
カチカチでコロコロの便。
先生は「すごく硬いね。これじゃ自分じゃ出せないね」と云いましたが、
私にとっては、硬めコロコロが日常見慣れていたので、異常だと気づかなかった。
ダメ主人。
ごめんね、サスケ。
サスケの病院受診は、以前はキャリー型でしたが、
現在はリュック型のもの。
これまでの地震や、水害の被災時を考えて、
サスケは体重があるので、(6.7キロ)これにしました。
実際背負うと、7キロ近いのは、こたえます。
前で背負うことにしてみましたが、それでも腰の負担がこたえます。
サスケの重さで、ぶっちゃけ、リュックが思い切り歪んでいます。
だけど、サスケの一大事。
奮起せねば。
受診の結果として、この日は、
脱水状態もあったので、補水点滴をしてもらって、
あとは自力で排泄できれば、良いし、
また出なくて吐く時は連れて来て下さい、とのことで診察が終わりました。
猫だって!!
体質&食物繊維の種類によって、
快便が振り分けられる。
人間と同じ!!
今のゴハンは、サスケの体質では便が固まってしまうので、
【可溶性食物繊維】原料の療法食『消化器サポート』
に変えることを勧められました。

キャベツなどの、お腹の中で固まらない食物繊維のゴハン。俗にいう『イージーファイバー』
帰宅後のサスケ
苦しかった大きいのを出してもらったけど、
あまりスッキリした風もなく。
新しいゴハンを少し食べたけど、
その後は一切食べなくなってしまいました。
見守っていても、元気回復の様子はなく、
撫でるといつもは喜んで頭を預けてきたのも、
ゴハンやおやつの美味しい匂いにも、反応しないままでした。

病院から帰って、真っ先に駆け寄るモモヨ(パピヨン♀12歳)
1月20日
摘便処置以来、二日後。
次の排泄のタイミングがきました。
また自力で出なくて嘔吐してしまい、病院に連れて行き、
摘便してもらいました。
やっぱりカチカチ。
食事を一切口にしなくなったことと、
水分も、以前は一日720mlをほぼ飲んでいたのに、
殆ど口をつけなくなったことを伝えると、
サスケのように、体格が良い(肥満傾向)な飼い猫は、
一気に食事を摂らなくなると、急速に『脂肪肝』を起こして命に関わるから、
『いまは食べるものならとにかく食べさせて』と云われて、
いろいろ買い漁りました。
本当は一番食べて欲しい【可溶性食物繊維】の
カリカリタイプの『消化器サポート』には、
まったく見向きもしてくれないから、
ウェットなフードで無いか聞いたところ、
犬はあるけど猫は何故か無いのだそう。
それでも【可溶性食物繊維】の配合が多めの、
ウエットタイプで探したら、
ロイヤルカナンのパウチと、ヒルズの缶詰に行きつきました。

手に乗せて口元へ近づけると、匂いで確かめて、なんとか少しだけ舐めとってくれる。

病院扱いの高エネルギー『ちゅーる』はとても助かりました。
これらを、ひたすら機嫌やタイミングを見つつ、
あげてました。
1月23日
前回の受診後、3日目に、自力で排便できました♪
めちゃめちゃ喜んだ主人(自分)と対極的に、
サスケは依然としてスッキリどころか、全然冴えない表情。
元気も全くないまま。

自分で排泄できても、ぜんぜん楽になった様子無し。
ゴハンも毎回どれを食べてくれるかも安定せず、基本的に食欲はなく、
水飲みも以前の3分の一以下。
体調は全く改善されていない様子のままです。
便秘の裏に病気が?
以前は同居のわんこ達並みにゴハンが大好きだったのに、
全然見向きをしなくなった当初は、酷い便秘の苦しいトラウマと、
久しぶりの病院受診の疲れの影響を考え、様子を観察していましたが…。
やはり便秘に潜んだ病気の懸念も、拭えませんでした。
1月27日
便ができるほどの食事をしてないのと、
このままでは二次的な肝機能不全も心配で病院で血液検査をしました。
出た結果は、心配していたことが的中していました。

『血中尿素窒素』と『クレアチニン』が正常値よりはるかに超えて…。
血中尿素窒素が正常値、15~37が、121.4
クレアチニンが正常値、0.8~1.8が、7.4
サスケは『腎不全』を起こしていて、肝機能の値も大幅に超える異常値で、
『多臓器不全』になっていました。
人間であれば、即、人工透析の値だそうです。
1月29日
猫にも飼い主にも最善な治療の方法
自宅で『補水点滴』をすることになりました。

点滴容器の入ったカバーは、加圧バッグ。
↓

ポンプで膨らませ、ごく短時間で点滴が出来ます。
2月1日
2日間、毎日点滴を行って、血液検査をした結果
▼
血中尿素窒素、クレアチニンの値がまだ高めですが、
前回よりも下がりました。
先生の診断は、重症化した便秘のストレスによって、
急性的に腎不全を起こしたのかもしれないけど、
更に2週間ほど毎日点滴を続けて、血液検査をしましょう、
ということになりました。

補水点滴したあと。
まんまる背中のサスケ
点滴針(ハリ)を刺す手がブルブル…
点滴といば、もちろん、ハリをサスケに刺すわけで、
当然初めは手が震えてしまいました。
緊張が伝われば、サスケも平静でなんていられません。
ハリは首の後ろの、皮膚を持ち上げた皮下に刺します。
猫とかハムスターなどは、親がここをくわえて移動させたりしますから、
痛いことはないそうです。
とは、言っても、ハリはしっかりした長いハリだから、
刺す場所、角度、など、慣れるまでは緊張です。
サスケはもちろん、嫌がりはしますが、
頑張って協力してくれてるのが分かります。
ご褒美は、大好きになった『ちゅーる』です。

当初は体を起こしてることがなく、主人の普段着や持ち物に寄り掛かっていましたが…
点滴をするとサスケ自身、体が楽になるので、
日を追う毎に、以前の元気さが戻りました。

好きな『ひも遊び』
追いかけ、走ったり、ジャンプがまた出来るまでに。
可溶性食物繊維『消化器サポート』を食べるように!
次第に、食欲も戻って、可溶性食物繊維の『消化器サポート』を
食べるようになりました。
便も二日おきから毎日、『良いうんち』が出るようになり、
今では、以前どおり元気。
便秘の大変がなくなって、ストレスがないぶん、快適だろうと思います。

眼ヂカラも戻って来たよ!
2月21日
二週間後の検査結果
▼
血中尿素窒素、クレアチニンの値は正常値ギリギリですが、
かなり下がりました。
結果は『慢性腎不全』
結果的にサスケは、急性ではなく、慢性的な腎不全になっていて、
今回、便秘が重症化する以前からこの程度の数値だったのが、
排便の急激なストレスで数値が跳ね上がってしまい、
多臓器不全を起こしたと考えられます、という診断でした。
今後は、この改善できた今の数値を保つ方向で、
自宅治療を続けていく方針になりました。
猫の主人(飼い主)として、至らなかった数々…。
まずは便秘をいつものこと、と思っていたこと。
人間と違い、放置しては命に関わること。
猫は犬よりも病院に連れて行くのがタイヘン。
つい少し異変があっても、先送りにしてしまいがちでした。
少しおかしいかな?と思っても、ゴハンも普通に食べ、おもちゃで遊び、
元気そうに動いていたら、病院に行くストレスのほうが猫には大きい気がして、
ついぞ先送りにしてきていました。
今、サスケは、今年2019年6月で満10歳ですが、
猫は、6歳ぐらいから次第に腎機能が低下していくそうです。
今回の血液検査の以前は、もう記憶にないくらい、
サスケがまだ若い、子猫だった時かもしれない以来。
徐々に腎臓機能が低下していることも、血液検査を受けていれば、
事前に分かったはずです。
ここがダメ主人(自分)の反省点です。
食べてるゴハンのことも、吐き戻して食べなくなった時点で、
病院に相談していたら、便秘を悪化させることは避けられたかもしれません。
ただ、ここでそれがなかったら、血液検査まですることはなかったかも。
いろいろな意見の飼い主さんもいらして、
動物はたとえ病気となっても、それに打ち勝つ免疫力も備わり、
病院の処置に頼らず、慣れ親しんだ飼い主と、自宅で一緒に居ることが、
一番と仰る話も伺います。
私も、処置が及ばなくなった時には、傍にいて、
最期までの時を一緒に居てあげたいと思いますが、
それまでは、元気で過ごしてくれることが何よりです。
少しでも、長く、元気でね☆
たまプラーザ・あざみ野エステ
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